分科会(1日目 13:30-16:30)
[1] 若年ひきこもり―親元を離れて暮らす
[市民会館会議室48]
親元を離れて共同生活をしながら、徐々に社会とのつながりをつくってきた当事者から、自身の来歴と活動の様子を話してもらいます。
《報告》
青木勇太郎(樺月荘住人)ほか
《進行》
只隈康弘(すこやか診療所)
吉田栄紀(岐阜羽島ボランティア協会Lalaの部屋)
《コメント》
~~~紹介~~~ 進行:吉田栄紀(岐阜羽島ボランティア協会Lalaの部屋) 親元を離れると言っても、理由は様々で、経過も様々です。家出、勘当(拒絶と追放)、一時保護、施設入所、就職、進学、結婚、旅、、それが良い転機となる時もありますが、そうでない時もあります。本分科会の報告者である青木さんは、遠く離れた北海道の地に、なぜ向かったのでしょうか。そこで、どのような共同生活を営んでいるのでしょうか。当時、そして現在の心情をお話頂きながら、会場の皆さんと一人一人の若者が「自分にとって最適な環境」を見つけるにはどうすれば良いかについて語りを深めていきたいと思います。
[2] 高齢ひきこもり―介護問題との接合
[市民会館会議室80]
「8050問題」など、ひきこもりと介護の重なりは切実な課題ですが、なかなかうまくつながれていない現状をどう超えていくか、考えます。
《報告》
馬淵規嘉(NPO法人校舎のない学校)
田中義和(NPO法人なでしこの会)
《進行》
原美智子(一般社団法人よりそいネットワークぎふ)
日比英二(岐阜県社会福祉協議会)
《コメント》
[3] 居場所―居場所と地域のつながり
[市民会館多目的ルームA]
居場所づくりと地域づくりをつなげていく試みが、各地で展開されつつあります。緩やかで安心できる居場所と出番づくりの重なりを探ります。
《報告》
中村雄介(NPO法人暮らしづくりネットワーク北芝)
《進行》
中根翔子(NPO法人泉京・垂井)
笠原聡太郎(NPO法人ぎふNPOセンター)
《コメント》
~~~紹介~~~ 進行:笠原聡太朗(NPO法人ぎふNPOセンター) 「居場所」と「地域」、定義の曖昧な二つの繋がりを語り合う分科会です。自分が居ても良いと思える場所はそれぞれ。そこから一歩外に出た「地域」との重なり方もそれぞれ。 この分科会では、居場所をつくり、地域の接点をつくっている実践者から話を聞き、参加した人たちの思いや考え、実践例を話し合いながら、それぞれの居場所のあり方から学び、自分の思う居場所のあり方を再発見します。 人と人、人と地域が関係を紡ぐ場所について、一緒に語り合いましょう。
[4] 就労支援―「働く」との出会いと学び
[市民会館多目的ルームB]
適応主義的・訓練的になりがちな就労支援を、「出会いと学びの場づくり」として、若者も企業も育ちあう実践の方向性を探ります。
《報告》
高橋薫(NPO法人文化学習協同ネットワーク)
《進行》
豊永利香(NPO法人つむぎの森)
《コメント》
~~~紹介~~~ 進行:豊永利香(NPO法人つむぎの森) 「働く」ことで人と社会がつながる。 東京三鷹を拠点に先駆的支援をされてきた「学習文化 共同ネットワーク」の高橋さんと、岐阜で多様な困難を抱えた人の就労支援をされている「サステイナブル・サポート」の後藤さんとともに、「働く」を取り巻く社会など多面的な切り口で自立への糸口を探してみませんか?
[5] 学校連携―学校から社会への橋渡し
[かんがえるスタジオA]
在学中・卒業後の居場所が持てず孤立しがちな若者に対し、社会との接点となる場をどう提供していけるか、学校の模索と挑戦を学びます。
《報告》
堺光一(立花高校内ママズカフェ)
《進行》
中島永至(明誠義塾高等学院)
山本卓司(岐阜開成学院)
《コメント》
可児由香(中部大学学生サポートセンター)
~~~紹介~~~ 報告:堺光二(株式会社パイルアップたちばな) ※当法人は立花高校の卒業生の就労支援を目的としています。 現在は就労継続支援A型の施設として、立花高校で「mama's cafe」を運営しています。 「卒業しても社会に出れない」のではなく、「もう少し時間をかけたい」方々には、「出来る手段を準備」する「居場所」が必要だと考えています。 【きっかけ】ある卒業生の保護者の発言・・・ 「立花高校みたいな会社が社会にあれば、安心なのに・・・」 ↓ 在校生の7割が不登校経験者の立花高校(発達障がいのある生徒も相当数在籍) 「受容」と「共感的理解」にたった癒しの雰囲気が醸成されている ↓ 高校生活は満たされた雰囲気の中で穏やかに過ごすことができる・・・しかし 就職・進学後に高校時代の雰囲気とギャップに苦悩する卒業生も多数 ↓ 「卒業後の社会生活」を意識して学校の有り方を見直すのか? (現在の校風を犠牲にして学校然とあるべきか?) 葛藤は尽きない ↓ 社会へのステップが困難であるのなら、立花とよく似た「スモールステップ」を準備しよう! 高大接続ならぬ「高福接続」で接続して「ゆっくり」と社会で自己実現できるように支援する。 未成熟であることが許されるかずの子ども達が、「それでは社会に出たら通用しない」と早熟であることを求められすぎているように思います。 高等学校教育においてそれが必要であることは当然です。 しかしすべての高等学校が同じ価値観である必要はありません 本校ならではの「ゆっく時間をかけて」「安心して」「自分らしく」自己実現を目指すうえで「居場所」の開設は積年の希望でもありました。 18歳で自分の人生を決するのは大変に酷なことです。 それができない卒業生には、「できない」と嘆くのではなく「できる手段を準備する」ことが寛容であろうとこの活動を開始しました。
[6] 障がい―障害者支援制度の活用
[かんがえるスタジオB]
既存の制度枠組みには乗りづらい不登校・ひきこもり支援に対し、障害者制度の枠を用いて展開している実践の知恵や課題を共有します。
《報告》
具路康平・永井契嗣(NPO法人エルシティオ)
《進行》
河村あゆみ(全国障害者問題研究会岐阜支部)
兵頭宏美(社会福祉法人一麦会・麦の郷)
《コメント》
~~~紹介~~~ 障害者福祉分野での実践をしながら、不登校やひきこもり支援を展開している現場(和歌山市、岐阜高山市)から話題提供いただきます。日々の取り組みや課題について共有し、参加者のみなさんと情報交換できたらと思っています。お気軽にご参加ください、お待ちしています!
[7] 当事者会交流会
[おどるスタジオ]
各地で展開されている当事者会は、どんな工夫がされていて、どんな課題に直面しているのか、みんなで日々の活動を振り返りながら交流します。
《報告》
伊藤よしあき(コモンズ学習会)
谷諒次(社会的ひきこもり・若者支援近畿交流会)
泉翔、岸本紗季(ウイークタイ)
《進行》
会場担当:丸山康彦(ヒューマン・スタジオ)寄せられた案内文
オンライン担当:とし(ひき桜)
~~~紹介~~~ 進行(会場担当):丸山康彦(ヒューマン・スタジオ) 来たる1月6日(土)、岐阜市でオンライン併用開催される「第18回全国若者・ひきこもり協同実践交流会in岐阜」で、代表の丸山が「分科会7『当事者交流会』」のコーディネーターをつとめます。 つきましては、どこにお住まいでもご関心の方は、丸山が自ら書いた公式ブログ ↓ の告知ページで概要をお知りいただき、末尾にリンクした告知ページで全体の開催要項をご確認のうえ、お申し込みまたはご紹介をお願いいたします。 https://blog.goo.ne.jp/husta/e/170963588d912beff9f89a700ff3eba0? (寄せられた案内文よりブログへ飛べます。)
[8] オンライン居場所の可能性
[あつまるスタジオ]
コロナ禍で広まったオンライン居場所は、「臨時の代替」というだけでなく、対面とは違った意義や効果もあり、その可能性を探ります。
《報告》
山瀬健治(みどる中高年発達障害当事者会)
《進行》
中川健史(NPO法人仕事工房ポポロ)
《コメント》
ポポロオンライン居場所メンバー